20th cent. Scandinavian design
トップページに戻ります。メインページ
ご注文はこちらからどうぞ。メールです。お気軽にどうぞ !!
13th floorの
Bersa

 Stig Lindbergの作品のなかでも特に人気が高く、代名詞的なシリーズとしてしられているBersa。
青々とした葉っぱが元気よく全体にプリントされていて、テーブルに並べるとまるで森が広がっているよう。
Bersaシリーズは製造期間が長かったこともあり、様々なアイテムが存在します。
その幅広さはおそらくLindberg作品中最多で、基本であるLLmdel以外のアイテムにも同じ葉っぱ模様がプリントされ、ラインナップに加えられいます。
使いやすさとかわいさの両方をかねそなえたBersaシリーズは、観察対象としても興味がつきません。
今回は数々のアイテムのなかから特に種類の多いものを選んで見比べてみましょう。



cups & saucers

やっとこの日がやってきました。
Bersaシリーズのカップ&ソーサーのラインナップが勢ぞろいです。
まだまだ、ほかのタイプがありそうなところが、Bersaのおもしろいところ。
カップの系統が2種類あるのは以前からいわれていましたが、サイズ展開が二種ずつ用意されています。
中2つはLLモデルで、ティーカップとホットチョコレートというところでしょうか。
そうすると、両端はコーヒーとスープ? サイズの呼び名はそれぞれのようで特に決まった呼び方は現地でもなされていません。


数種類のシリーズだけに採用されていた、丸い底をもったカップ二種ですが、カップの底の形状、ソーサーのシルエットなど細かい部分に違いがあり、単なるスケールアップではなく、それぞれのサイズの合わせたデザインがなされています。
形が大きくなって、葉っぱが2列になるところがたまらない!
スープカップサイズは、フェアンス素材で絵柄の違うほぼ同型のカップ&ソーサーが作られいます。





Creamers

2種類のクリーマーを比べてみます。左のタイプはソースピッチャーとして作られたものだと思います。
葉っぱ柄のデザインが違っているのが、興味深い点です。
縦向きの葉っぱの柄は、エッグカップや四角いプレートの側面にプリントされています。





Plates

種類の角プレートを比べてみます。
高さは全て同じなのですがサイズと形がそれぞれ異なります。




21cm

24cm

おなじみの丸型のプレートを比べてみます。
こちらも3種類のサイズがあります。(実はもっとあるかもしれません)
形は同じでサイズだけが違う印象ですが、18cm、21cmでは44枚の葉が並んでいますが、24cmでは38枚となります。その分葉の
サイズが大きくなります。
葉っぱの横幅がぐっと広がった感じです。
それぞれのアイテムごとにデコレーションまで細かく気遣われていることに驚かされます。




Decoration

Bersaはロングセラーであるため、素材やプリントの仕様に細かい変更がされてきました。
葉プリントも数種類みられ、見た目にも大きな違いがあるものがあります。
違いが顕著なプリント2つを比べてみましょう。



左はもっとも良くみられる葉プリントです。グリーンのプリントに黒の葉脈と茎のプリントが重ねてあるようです。全体的に輪郭がはっきりしていて、シャープで若々しい葉っぱが並びます。
右は丸プレートや角プレートでまれに見られるタイプで、輪郭がぼんやりしていて少し小ぶりに見えます。黒い線もグレーがかっていて、裏面のマークの文字もにじんで見えるものもあります。
全体的にやわらかい印象になります。
表面に釉薬がしっかりとのっていますので実用的ではないでしょうか。
一見退色したように思えますが、プリント方法が明らかに異なります。


裏面のマークも表面と同じプリント仕様になっています。
見比べてみると表記の内容にも違いがあることに気がつきます。
素材の表記や詳しい内容から、右のタイプが後期のタイプであることが経験から推測されます。 
しかしながら、パックスタンプは年代で単純に区別できないケースもあり断定はできません。
輸出仕様か?



Bersa variation

Bersa最大の魅力であるバリエーションについてみてみましょう。
あまり見かけることのできないアイテムを並べてみました。
PYNTAなど、同じLLモデルのシリーズと共通のアイテムも見られます。

チークの蓋や陶器製の蓋が組み合わされています。丸型のチークの蓋にはサイズ違いもあります。
右端のボウルの蓋はもともとキャセロール鍋の蓋だと思われます。 ボウルにもぴったりなのです。
円筒形のボウルにも使え、きちんとシリーズ内でサイズが規格化されていたことがうかがえます。
チークの蓋がついた角プレートは蓋のないものとサイズは同じですが、底面の厚みが異なり、こちらは専用に設計されています。
用途に応じて細かく配慮され、シリーズとしての完成度を高いものにしています。

ペッパーボトルはサイズ違いでまったく異なるデザインがされていますが、胴の部分をいずれも三角です。
用途やカテゴリでデザイン上の関連性をもたせているのがLindbergらしいと思います。
こういったちょっとした遊び心が使う楽しみにつながります。
使う人を幸せにする工夫。これがBersaの人気の秘密なのでしょう。




 テーブル上で必要なものはおよそすべてが揃うBersaのアイテムたちを見てゆくと、デザインされた当時の暮らしがみえてきます。
壁付けのシュガーポット、、木蓋の器、ソースボトル、大小さまざまなお皿・・・。
現代の私たちの生活には馴染みのないものもありますが、どれもシンプルなデザインですので様々にアレンジできそうです。
古い雑誌なので時折目にする古きよき時代の風景。
輝かしい未来への希望に胸躍らせていた時代の息吹を、テーブルのすみにそっと添えてみてはいかがでしょうか。


Bersaのページへ
 
13th floor > Main > F.P.O.